SEO対策とURL

 URLの設定もSEOにおいて重要な位置を占めています。URLの基本的な構成はドメイン名と保存場所とから成っています。ドメイン名は自由に付けたいところですが、先に別のサイトが登録している場合、使用することはできません。ですから前以て幾つかの候補を準備しておくと良いでしょう。長すぎると検索エンジンに嫌われるため、できるだけ簡素なドメインを目指します。保存場所は、いわゆるディレクトリを示すことになります。実際のURLはディレクトリの後にファイル名が続くので、ファイル名も短く分かりやすいものにします。ユーザーや検索エンジンのロボットは、このファイル名でページの内容を把握することになります。よく見かけるURLに、暗号のように数字や記号が羅列しているものがあります。こういうURLは出来るだけ避けたいところですが、CMS等を利用すると、自動的に割り当てられることもあります。その場合は変更できないため、止むを得ません。

 ワードプレスを使用する場合は、自動的に割り当てられたURLを変更することも可能です。ワードプレスの設定画面で簡単に変えられますが、できればサイトの公開前に行っておくことが推奨されます。特にリンク付けが複雑なサイトの場合、構築後にURLを変更してしまうと、大変苦労することになります。

 タイトルについては、SEO対策の歴史の中でも定番中の定番として色々な方策が練られてきました。それらは収斂され、タイトルの付け方のコツとして広く認知されています。タイトルを指定するのは、HTMLの中のタイトルタグの部分に当たります。タイトルはブラウザの特定領域に表示されると共に、検索結果の画面にも表示されます。ユーザーとしてもそのタイトルが自分の目的と合致しているかを考慮した上でアクセスしますから、非常に重要になるのです。